2023.11.01
ことなみ未来会議文化活動部会は、2022 年度より「ことなみ未来館」2階に開設されました<アートエコーギャラリー>で優れた芸術活動を続けるアーティストを紹介する企画展を行っています。
この度アートエコーまんのうスピンオフイベント「井本英樹びびび+展」を開催します。
井本英樹さんは、地元まんのう町出身で満濃中学校を卒業し、大阪芸術大学卒業、美術作家として国内外の展覧会で発表してきました。またアーティストとしての活動以外に2003年、丸亀市中央商店街活性化事業の一つして「街の駅・秋寅の館」に「丸亀アート倶楽部」を設立、「かがわ・山なみ芸術祭shionoe」、「アートエコーまんのう」などの実行委員として活動するほか、県内のこども園、小学校でワークショップを開催して地域の文化振興に尽力しています。
今回、日常の出来事を描いた「ゑ日記」と木などを使った造形作品を展示します。
井本さんは、2007年より何気無い日常の出来事を捉え水彩による「ゑ日記」を描き、それをプログに載せ今日まで絶えず更新し膨大な枚数になっています。今回展示されたものは近日のものですがどれ一つ取っても同じ場面、出来事はなく作品には、全てにエピソードーが書かれたキャプションがあり、鑑賞者を楽しませてくれます。
そして、造形作家としての側面も木彫作品で見せてくれます。井本さんは、創作に当たって「木の聲」を耳をすませて聞き取り創作に取り組むと以前話してくれたことを思い出します。素材である木を最小限に手を加えた作品は、そうした制作姿勢が表されています。
「ゑ日記」「木彫」ともに驕りを知らず、誠実で他の人から厚い信頼感を寄せられる井本さんの人間性が感じられ、暖かく気持ちの良い展示となっていますのでぜひご覧ください。