2024.10.10
この度、アートエコーギャラリーで「工藤政秀-物語を編む-展」を開催します。工藤さんは、香川県出身で東京造形大学に進学後。神奈川県に制作活動の拠点を移し、ヨーロッパ・アジアの諸外国で作品発表を続ける国際的なアーティストです。今回の個展では、平面作品と木彫等を約15点展示いたします。国際色豊かな感性の作品に触れる事が出来、地域の文化向上に寄与するものです。 会期:10月19日(土)~11月3日(日)10:00~16:00※火曜日休館 会場:ことなみ未来館2Fアートエコーギャラリー<〒766-0202 香川県仲多度郡まんのう町中通838 ℡0877-89-4626 連絡先:ことなみ未来会議文化活動部会 080-6288-3819 主催:ことなみ未来会議文化活動部会 後援:まんのう町教育委員会 作家のコメント 転機となった時期(2000年前後)から現在迄のタブロー、ドローイング、写真の平面作品と木彫を組み合わせて展示する。私の生の反映として捉えた作品空間から水のように流れる「時間」や「物語」を紡いでいきたい。
2024.07.11
皆様へ 暑中お見舞い申し上げます。 今年も、ことなみ未来会議文化活動部会主催の夏休み親子美術教室を開催します。 今回のテーマは「鳥になろう」。見たこともない不思議でオリジナルな鳥を想像して、鳥の帽子を作ります。そして、作った作品を被り パフォーマー む・村井知之さんと「カラコロ」で踊ります。 夏休みの楽しいアートイベントに是非ともご参加ください。 なお、ことなみ未来館の談話室では、カフェが開店し、インドカレーランチを販売する予定ですので、こちらもぜひご利用ください。 テーマ:「鳥になろう」 色紙や色布を使ってオリジナルな鳥の帽子を作りましょう。 日時:7月28日(日)10:00~12:00 会場:ことなみ未来夢工房<旧琴南中学校体育館下ランチルーム> 対象:5歳児~小学6年生までで親子で参加出来る方(15名まで) 参加費:700円<材料費込み> 申込先:ことなみ未来会議文化活動部会 TEL:080 6288 3819 FaX:0877-85-2921 Email:info2@artechomanno.com 主催:ことなみ未来会議文化活動部会 後援:まんのう町教育委員会 ことなみ未来会議文化活動部会
2024.06.29
イギリス出身のアーティスト、エレナ・ベドロさんが来日し、滞在中に制作した作品を琴電未来館2階のアートエーコーギャラリーで展示しました。エレナさんは生後間もなく両親の仕事のため香川県善通寺市に移り、11歳まで過ごした後、ロンドンに戻り、美術に関心を持ち続け、現在はインスタレーションとドローイングを中心に制作・発表をしています。大学時代には名古屋芸術大学で短期留学も経験し、帰国後も日本との関わりを持ち続けています。今回は友人の勧めもあり、まんのう町と丸亀市の2か所で個展を開催しました。 展示期間中には日本の知人や美術関係者と交流し、地元の方々とも作品を通じて親しく交わることができました。この機会に彼女との交流が深まり、地元の芸術文化の活性化が期待されます。
2024.06.01
この度、アートエコーギャラリーで {{「ベドロー・エレナ<Eleanor Bedlow>展」}}を開催します。エレナさんは、1983年にロンドンイギリスで生まれ1984年から‘94年までの幼少期を香川県で過ごしました。その後、英国に帰国し2003年名古屋芸術大学の交換留学生として来日し2005年には、フルマス美術大学を卒業、2008年 ロイヤルドローイングスクール、2018年タープスアートスクールで絵画を学びました。今回の個展では、有機的な生き物のようなオブジェ、ドローイング等を約10点展示いたします。英国と日本それぞれの環境をベースとした国際色豊かな感性の作品に触れる事が出来、地域の文化向上に寄与するものです。 会期:6月1日(土)~16日(日)10:00~16:00 ※火曜日休館 会場:ことなみ未来館2Fアートエコーギャラリー <〒766-0202 香川県仲多度郡まんのう町中通838 ことなみ未来館2F> 入場無料 企画: ことなみ未来会議文化活動部会 後援: まんのう町教育委員会 ((Eleanor Bedlow エレナ ベドロー)) 1983年 ロンドンイギリス生まれ 1984年~1994年 香川県で幼少期を過ごす 2003年 名古屋芸術大学の交換留学生 2005年 フルマス美術大学を卒業 2008年 ロイヤルドローイングスクール 2018年 タープスアートスクールで絵画を学ぶ ベドローは、バランスが崩れそうで不安定な構造体を描きます。無機的な構造でありながら、有機的な生き物のようなオブジェで、いまにも立ち上がって動き始めそうです。それらが周りを探ったり、覗いたり、押してみたりして、新しい環境を発見しているかのように感じられます。彫刻には、身近な素材である段ボール、布、竹、新聞のパピエマシェ(張り子のようなもの)などが使用されています。ドローイングと彫刻の間を揺れ動きながらアイデアを創出させることが、彼女の制作現場での大切なリズムとなっています。 (この文章は彼女の友人であるイギリス在住アーティスト笠原みゆき氏が下記英文を元に纏めたとのことです) Eleanor Bedlow works in between the disciplines of drawing, painting and sculpture. The work often pairs tactile and organic forms with elongated extensions and structures. Precarious elements within the work can often be adjusted to allow them to balance temporarily in the space. Familiar yet alien at the same time the forms present in both sculptures and drawings feel as though they are exploring, leaning, feeling, listening.
2024.04.24
アートエコーギャラリーが企画する((「河西紀亮展」))が開催されます。河西さんは、香川大学教育学部大学院を修了し、現在は満濃中学校で美術教師を務めています。また、県内外の展覧会で活躍する若手美術家でもあります。河西さんの作品は油彩の特性を生かし、力強く美しい写実表現が特筆されます。今回は、油彩を中心にした小品から大作まで、約20点を展示いたします。ぜひこの機会に、その作品の数々をご高覧ください。 なお、オープニングとなる5月3日(金)4日(土)11:30~15:00 ことなみ未来館1階談話室にて{{「アートエコーカフェ」}}が開店しランチ(限定20食)&ドリンクを販売します。此方もお楽しみください。 会期:5月3日(金)~12日(日)10:00~16:00 <<※7日(火)休館>> 会場:ことなみ未来館2Fアートエコーギャラリー
2024.04.07
展覧会は無事終了しました。会期中には1,701人の入場者がありました。寒の戻りで冷え込む日が続き、桜の開花も遅れましたが、校庭の桜も最終日に少し花開いてくれました。 テーマは「生<inochi>を問う」という難しいものでしたが、参加アーティストの皆様は真摯に取り組んでいただき、その表現は、鑑賞者の心を打ちました。「とても良かった」「来てよかった」という声を何人もの方々から頂きました。 美術を専門的に展示する美術館などの空間ではなく、Off Museumのアートイベントを開催する意義はいくつかあります。一つは、展示会場となる地域に存在する社会的問題を無視せず作品に反映させることで、鑑賞者に現代社会に良い意味での刺激を与えることができることです。また、アーティストが自ら企画し、その場を作り上げることで、トレンドに左右されることのない自律した表現活動が可能になります。これが大切にすべき意義に含まれると私は考えています。 現代アートという言葉が近年社会で広く使われています。芸術表現が社会の中で広く受け入れられる意義はとても大事だと思います。そうして「多くの」「多様な」表現が人々に提示された時、何を見たら良いのか?鑑賞者もその選択を迫られます。展覧会の企画者は、その点を踏まえた上で何を提示すべきか決断し実行します。その時に重要なことが先に述べたものの中に潜んでいます。 この展覧会が継続して開催できるためには各方面の支援と協力が必要です。そのことを深く感謝しており、今後ともよろしくお願い申し上げます。 ことなみ未来会議文化活動部会 代表 谷川 博史
2024.03.16
天候にも恵まれた中、展覧会と「ことなみ未来館の日」のオープニングセレモニーが開かれました。共催、後援をいただいているまんのう町と、まんのう町教育委員会、そしてアートエコーまんのうトリエンナーレを共に開催している国営讃岐まんのう公園中野満センター長様、この方2013年山なみ芸術祭を共に立ち上げた仲間で2024年2月、10年ぶりにまんのう公園にセンター長として帰ってきてくれました。多数の来賓出席のもと無事セレモニーを終え入場者も多数来場いただき好評の中、展覧会オープンいたしました。
広島県より来県した庄子勝治<SAX、バスクラリネット、尺八他>、不二乃家舞<舞>さんと南優<SAX>、古川守一<電子音>による音と舞のパフォーマンスが中通八幡神社で行われました神社境内では、藤原慎治さん、古川守一さんの作品展示も行われており神秘的な空間でのパフォーマンスが聴衆を魅了しました。。
2024.01.15
この度、{{「山本幸作絵画展」}}を開催することとなりました。 山本さんは、まんのう町中通地域に住み自然をメインに水彩や鉛筆で柔らかな色彩、的確なデッサンで見る人を魅了する風景画を描いています。現在は、退職し地域のざまざまの役職を引き受け愛する郷土に貢献され地域住民から「幸作さん」と親しく呼ばれの信望も厚い方です。本展では、農場や林業など自然と関わる仕事をこなしながら描きためた作品を約20点展示いたします。是非ご高覧いただきたく御案内申し上げます。 開催期間: 2024年1月20日(土)~1月28日(日)10:00~16:00 ※1月23日(火)休館 会 場: アートエコーギャラリー <〒766-0202 香川県仲多度郡まんのう町中通838 ことなみ未来館2F> 入場無料 企画: ことなみ未来会議文化活動部会 問合せ:〒766-0202 香川県仲多度郡まんのう町中通838 Tel:080-6288-3819 Email:info@artechomanno.com <谷川博史:090−7570-8106 tanikaw@mac.com>
2023.12.31
{{「第6回山の小さな展覧会」}}が下記の通り開催されます。昨年名称変更した、「アートエコーまんのう」のannual<例年開催事業>となります。ぜひご覧ください。お待ちしています。 名称:アートエコーまんのうannual 第6回山の小さな展覧会 会場:ことなみ未来館 中通八幡神社 工場跡 山下家納屋 期間:2024年3月16日(土)~ 31日(日)※火曜日4会場とも休館 開館時間:10:00~16:00 入場料:大人300円、小中高校生100円(小学生未満・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料) 主催:ことなみ未来会議文化活動部会 共催:まんのう町 後援:まんのう町教育委員会 助成:芸術文化振興基金、公益財団法人 朝日新聞文化財団 ポスター及びフライヤーが完成しました。ダウンロードできます。
2023.11.01
ことなみ未来会議文化活動部会は、2022 年度より「ことなみ未来館」2階に開設されました<アートエコーギャラリー>で優れた芸術活動を続けるアーティストを紹介する企画展を行っています。 この度アートエコーまんのうスピンオフイベント「井本英樹びびび+展」を開催します。 井本英樹さんは、地元まんのう町出身で満濃中学校を卒業し、大阪芸術大学卒業、美術作家として国内外の展覧会で発表してきました。またアーティストとしての活動以外に2003年、丸亀市中央商店街活性化事業の一つして「街の駅・秋寅の館」に「丸亀アート倶楽部」を設立、「かがわ・山なみ芸術祭shionoe」、「アートエコーまんのう」などの実行委員として活動するほか、県内のこども園、小学校でワークショップを開催して地域の文化振興に尽力しています。 今回、日常の出来事を描いた「ゑ日記」と木などを使った造形作品を展示します。 井本さんは、2007年より何気無い日常の出来事を捉え水彩による「ゑ日記」を描き、それをプログに載せ今日まで絶えず更新し膨大な枚数になっています。今回展示されたものは近日のものですがどれ一つ取っても同じ場面、出来事はなく作品には、全てにエピソードーが書かれたキャプションがあり、鑑賞者を楽しませてくれます。 そして、造形作家としての側面も木彫作品で見せてくれます。井本さんは、創作に当たって「木の聲」を耳をすませて聞き取り創作に取り組むと以前話してくれたことを思い出します。素材である木を最小限に手を加えた作品は、そうした制作姿勢が表されています。 「ゑ日記」「木彫」ともに驕りを知らず、誠実で他の人から厚い信頼感を寄せられる井本さんの人間性が感じられ、暖かく気持ちの良い展示となっていますのでぜひご覧ください。
2023.08.11
ことなみ未来会議文化活動部会主催の ((アートエコーまんのう・スピンオフイベント「親子美術教室テーマ・変身&カラコロ」)) が8月6日に開催され、こどもたちが紙袋を使い想い想いの仮面を創作しパフォーマーの ((むー・村井知之))さんの((あらかじめ振付のないダンス「カラコロ」))でダンスを楽しみました。 ワークショップは、講師の((谷川博史<美術家・原博史>))から((「美術」))とは、((「人まねをしない、教わるのではなく自分で考える、失敗してもよい」))そして、人は、なぜ「変身」したがるのか?なぜ踊りたくなるのか?昔も今も世界共通の思いがあることの説明を受け創作を始めました。 次々と思いもよらない仮面が出来上がり驚きの連続でした。そして子どもたちは、完成した仮面を被り((むー))さんの待つ、ことなみ未来館1Fだいせんルームへ皆んなで向かい((あらかじめ振付のないダンス))を踊り楽しみました。 12時には、談話室で((大鷹))さんをはじ((高齢者部会))の方々が用意してくれた((「おにぎりランチ」))を食べ帰路につきました。 お盆、前の日曜日、地域清掃に参加し家で待つお父さんたちも、子どもたちのつくった仮面に驚き喜んでくれたことと思います。
2023.07.28
この夏、アートエコーギャラリーでは{{「世界中から、長い旅をしてきたこどもたちの作品展」}}を開催しています。これは。「公益財団法人美育文化協会」と画材メーカー「ペンテル」が主催、協賛して行った「世界児童画展」に応募された10万点の作品から選抜された作品です。ヨーロッパ、アジア、オセアニア、アメリカ、アフリカの五大陸の14カ国から長い旅を経てまんのう町にやってきた子どもたちの絵画作品を展示し、子ども達のより豊かな情操教育に役立てたいと((「東京の島々を結ぶアート航路開発委員会」))の協力を経て行うものです。 また、合わせて8月6日には「変身」をテーマに仮面づくりのワークショップ、と振り付けのないダンス「カラコロ」も行います。
2023.06.19
((アートエコーまんのう+山の小さな展覧会2022))に出展いただいた((田島征三))さんと((渡部よしこ))さんが来県し、高松市大島での「森の小径」メンテナンスを行った。2016年に瀬戸内国際芸術祭に際して田島さんが制作した小宇宙のようなアースアートです。基本的に「庭」であり青松園入所者の方が年を経て車椅子やストレッチャーに乗っても植物を見て楽しめるようにゆっくりとした遊歩道があります。七年目を迎え多種多様な植物が潮風に負けず生き生きとしていてエネルギーに満ちている空間です。 今年2月、田島さんが呼びかけた「森の小径後継ワークショップ」に私たちは参加しました。そして田島さんの意思を受け継ぎ継続していくための地元香川県民で作る「森の小径グループ」を結成し今回そのうち8名が参加し汗を流しました。この作品の制作について田島さんが話している中で「ヤマツツジ」の話があります。島の山頂に淡いピンクの美しいヤマツツジが咲き入所者の皆さんは、そこにあずま屋を立て弁当や酒を友にし楽しんだ。高齢化もあり今ではそこに行く人もいなくなった。その話を聞いた田島さんがその思いを受け潮風には弱いとされる「ヤマツツジ」を植え潮風に強い樹木で風を和らげまだ背丈ほどには成長していないがしっかり「ヤマツツジ」の花を咲かせることができた。そして今回作業中に田島さんが私に「ほら、そこにツツジの葉があるでしょ」とそっと教えてくれました。 ハンセン病差別に強い怒りと元患者の皆様の心に寄り添う思いが具現化したのがこの「森の小径」であると思います。 私たちは、日常生活で木々の色の移り変わりなど自然の変化に時の流れを感じその中で生かされていることを実感させられる瞬間があると思います。ヒューマニズムにあふれ哲学的でもあるこの作品に関われることは、意義深く楽しいものです。共感し参加いただける方歓迎します。 文、谷川 博史